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ブローチを制作しながら新たな手乗りシリーズの試作をしています。

前回は文鳥で、今回は鳥さんではなくリスです。
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私の作品の動物と言えば鳥のイメージが強いかもしれませんが、一番好きな動物はリスです。
家にはリス関連の本が沢山あり、オーブン陶土に出会ったときから、ずっと作りたかったモチーフです。
その為に本も集めてきました。

ですが、ずっと作ることから逃げていました。
ブローチ作りに必死で試作する暇がなかったのもありますが、私の技術ではきっと無理かなと作るのがこわかったんです。
もし上手く出来なかったら、余計に自信を無くしてしまうんじゃないかと思っていました。

リスのことは心の奥に閉まって2年ほど経った今週の火曜日、画家のむらいさきさん個展に行くことが出来ました。
豊岡のイベントでさきさんの絵を見て以来、大ファンになってしまい、神戸で個展をされるということでお邪魔することにしました。

そこで作り手のして大切なことを思い出しました。
「自分に正直になること」です。
そして「表現することを怖がらないこと」です。

さきさんの絵は温かさと優しさで溢れていて、それでいて心の奥底に呼びかけるものがあります。
一体それが何なのか分からなくて、さきさんにどんな気持ちでいつも絵を書いていますかと尋ねました。
そしたら、
「心の奥底からバーッと湧き出るものを、ただただ絵にしているんです」
と教えてくださいました。
それって簡単そうに見えて、とても難しいことだと思います。
その為には技術もですが、勇気も必要だと思うんです。
素っ裸になって自分をさらけ出すということと同じようなことだからです。

私はどちらかというと、周りの目を気にするタイプで、ずっと自分の作品にも自信が持てず、表現することを怖がっていました。
でも、さきさんは真っ直ぐに自分の気持ちと絵と向き合っている。
だから「こんなに心に響く絵が描けるんだ」とハッとしました。

帰りの電車の中で「本当の自分は一体何を作りたいんだろう」と考えました。

もし、季節ごとの新作など気にしなかったら、
もし、イベントの準備を気にしなかったら、
もし、周りの意見に流されなかったら、
もし、お客さまからのご要望を一旦横に置いておいたら、
もし、売れるとか売れないとか価格のことを気にしなかったら、
私は何が作りたいだろう…。

答えは小さなリスの置物でした。
体は小さくて、だけど目がキラキラしていて、生きていることが楽しい!と思っているようなリス。
そんなリスの置物が欲しくて探したけれどどこ売っていなくて、だけど心にイメージはありました。
それが作りたかったものなんじゃないかと思いました。

翌日、早速リスの置物の制作にかかりました。
不思議なことに手が自然に動いて、ものすごく楽しくて何時間でも作っていたいと思いました。
そして出来上がった試作品を1時間ほどずっと眺めていました。
何度見ても飽きないんです。こんなの初めてです。
もしかしたら、いままで無理していたのかもしれません。

あと、焼きと色付け作業が残っています。
立体物は割れやすくて、どうなるか不安もありますが、次の作業が待ち遠しいです。


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